漏電ブレーカー交換費用の相場を解説|交換が必要なサインや工事費の目安も紹介

漏電ブレーカー交換費用

突然漏電ブレーカーが落ちたり、古い分電盤を点検した際に交換を勧められたりして、

漏電ブレーカーの交換はいくらかかるの?

と気になっている方も多いのではないでしょうか。

漏電ブレーカーは住宅の安全を守る重要な設備です。
万が一漏電が発生した際に電気を自動で遮断し、感電や火災を防ぐ役割があります。

しかし、長年使用していると故障や経年劣化によって正常に動作しなくなることがあります。

この記事では、漏電ブレーカー交換費用の相場や交換が必要なサイン、追加費用が発生しやすいケースについて分かりやすく解説します。

目次

漏電ブレーカーとは?

漏電ブレーカーとは

漏電ブレーカーとは、住宅内で漏電が発生した際に自動で電気を遮断する安全装置です。

一般的な分電盤の中には、以下の3種類が設置されています。

  • アンペアブレーカー
  • 安全ブレーカー
  • 漏電ブレーカー

その中でも漏電ブレーカーは、電気が本来流れるべき回路以外へ漏れた場合に作動します。
もし漏電ブレーカーがなければ、漏電によって感電事故や電気火災につながる可能性があります。

そのため住宅にとって非常に重要な設備といえます。

漏電ブレーカー交換費用の相場

漏電ブレーカー交換費用の相場

漏電ブレーカー交換費用は、ブレーカー本体の種類や分電盤の状況によって異なります。

一般的な費用相場は次のとおりです。

工事内容費用目安
漏電ブレーカー交換1万5,000円〜4万円程度
分電盤内の漏電ブレーカー交換2万円〜5万円程度
分電盤ごと交換5万円〜15万円程度

単純なブレーカー交換であれば比較的安く済みますが、分電盤全体の老朽化が進んでいる場合は交換費用が高くなることがあります。

漏電ブレーカー交換が必要なサイン

ブレーカ交換のサイン

漏電ブレーカーは住宅の安全を守る重要な設備ですが、エアコンや冷蔵庫のように毎日意識して使う設備ではないため、故障や寿命に気付きにくいという特徴があります。

そのため、最近ブレーカーがよく落ちるようになった、築年数が古くなってきた、一度も交換した記憶がない、という場合は注意が必要です。

漏電ブレーカーが正常に作動しなくなると、万が一漏電が発生した際に感電や電気火災につながる危険もあります。

特に設置から15年以上経過している住宅では、経年劣化による不具合が発生することもあるため、一度状態を確認しておくと安心です。

ここでは、漏電ブレーカー交換を検討した方がよい代表的なサインを紹介します。

漏電していないのに頻繁に落ちる

もっとも多い症状のひとつです。

家電製品に異常がなく、漏電調査をしても問題が見つからないにもかかわらず漏電ブレーカーが頻繁に落ちる場合は、本体の故障が疑われます。

特に設置から15年以上経過している場合は交換を検討した方がよいでしょう。

テストボタンが正常に動作しない

漏電ブレーカーには定期点検用のテストボタンが付いています。
通常はボタンを押すとブレーカーが作動します。

しかし、作動しない、戻らない、動作が不安定といった場合は故障している可能性があります。

分電盤が古い

一般的に分電盤やブレーカーの寿命は13〜15年程度といわれています。

築20年以上経過している住宅では、一度も交換されていないケースも少なくありません。
漏電ブレーカー単体だけでなく、分電盤全体の点検をおすすめします。

漏電ブレーカー交換で追加費用が発生しやすいケース

追加費用の発生するケース

漏電ブレーカー交換の費用は、本体交換だけであれば比較的安く済むケースもあります。

実際には現地調査を行った結果、「漏電ブレーカーだけでは交換できない」「分電盤全体が古くなっている」「配線にも問題がある」といった理由で追加工事が必要になることも少なくありません。

特に築20年以上経過している住宅では、漏電ブレーカー以外の設備も老朽化しているケースが多く、見積もり金額が当初の想定より高くなることがあります。

もちろん、すべての住宅で追加費用が発生するわけではありません。
ただし、事前にどのようなケースで費用が増える可能性があるのか知っておくことで、見積もり内容も理解しやすくなります。

ここでは、漏電ブレーカー交換工事で追加費用が発生しやすい代表的なケースを紹介します。

分電盤交換が必要な場合

漏電ブレーカーだけでなく分電盤全体が老朽化している場合は、漏電ブレーカーのみの交換ができないことがあります。
その場合は分電盤ごとの交換が必要になります。

費用の目安は5万円〜15万円程度です。
築20年以上経過している住宅では比較的多いケースです。

配線の補修が必要な場合

ブレーカー交換の際に配線の劣化や損傷が見つかることがあります。
特に古い住宅では絶縁被覆の劣化が進んでいることもあり、配線補修が必要になるケースがあります。

費用の目安は5,000円〜3万円程度です。

漏電調査が必要な場合

漏電ブレーカーが落ちる原因が本当に漏電なのか、それともブレーカー故障なのか判断するために漏電調査が必要になることがあります。

調査費用は1万円〜3万円程度が一般的です。

原因が分からないまま交換してしまうと問題が解決しないこともあるため、必要に応じて調査を行います。

漏電ブレーカー交換工事にかかる時間

ブレーカー交換にかかる時間

漏電ブレーカー交換工事は比較的短時間で完了することが多く、漏電ブレーカー単体の交換だけであれば30分〜1時間程度が目安です。

工事内容としては、既存の漏電ブレーカーを取り外し、新しい漏電ブレーカーへ交換した後に動作確認を行います。
そのため、設備に問題がなければ短時間で作業が完了するケースがほとんどです。
費用も2万円〜5万円程度で収まることが多くなります。

一方で、現地調査の結果、以下のような場合は作業時間が長くなることがあります。

  • 分電盤全体の交換が必要
  • 配線の劣化が見つかった
  • 漏電原因の調査が必要

特に分電盤交換を伴う場合は、既存の回路を確認しながら作業を行うため、2時間〜4時間程度かかることもあります。
費用も5万円〜15万円程度になるケースが一般的です。

幹線や配線の補修が必要な場合は半日程度かかることもあり、住宅の状況によってはさらに時間を要することがあります。

なお、工事中は安全確保のため一時的に停電します。

冷蔵庫は短時間であれば問題ないことがほとんどですが、パソコン作業中の方や録画機器を使用している場合は事前に電源を切っておくと安心です。

漏電ブレーカー交換そのものは比較的短時間で終わる工事ですが、築年数の古い住宅では追加工事が必要になるケースもあるため、事前の現地調査で工事内容を確認しておくことをおすすめします。

漏電ブレーカーは自分で交換できる?

漏電ブレーカーの交換は電気工事士の資格が必要です。

分電盤内部には常時電気が流れている箇所があり、感電事故の危険があります。
また、誤った接続をすると漏電時に正常に作動しなくなる可能性もあります。

安全面を考えてもDIYはおすすめできません。
交換が必要な場合は電気工事業者へ依頼しましょう。

よくある質問

漏電ブレーカーの寿命は何年ですか?

一般的には13〜15年程度が目安とされています。

設置から15年以上経過している場合は点検をおすすめします。

漏電ブレーカーが落ちたらすぐ交換が必要ですか?

必ずしも交換が必要とは限りません。

実際に漏電が発生している場合もあるため、まずは原因調査を行うことが大切です。

分電盤ごと交換した方がいい場合はありますか?

築20年以上経過している住宅や分電盤全体が老朽化している場合は、分電盤ごとの交換を勧められることがあります。

長期的に見ると、その方が安心できるケースもあります。

漏電ブレーカー交換と一緒にアンペア変更をした方がいいですか?

必ずしも必要ではありません。

ただし、ブレーカーが頻繁に落ちる場合や、エアコンの増設、EVコンセントの設置を予定している場合は、分電盤交換や漏電ブレーカー交換のタイミングでアンペア数を見直すことがあります。

住宅によっては工事をまとめて行った方が効率的なケースもあります。

まとめ

漏電ブレーカー交換費用の相場は、一般的に1万5,000円〜5万円程度です。
ただし、分電盤交換や配線補修が必要な場合は5万円〜15万円以上かかることもあります。

漏電ブレーカーは住宅の安全を守る重要な設備です。
頻繁に落ちる場合や設置から15年以上経過している場合は、一度点検を受けてみることをおすすめします。

また、交換だけでなく原因調査までしっかり行ってくれる業者へ相談することで、安心して電気を使用できる環境を整えることができます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次