住宅の電気を安全に使用するために欠かせない設備が分電盤です。
普段はあまり意識することがありませんが、以下のような場合には分電盤の交換が必要になることがあります。
- ブレーカーが頻繁に落ちる
- 築年数が古い
- EVコンセントを設置したい
- エアコンを増設したい
しかし、

分電盤交換はいくらかかるのかな
何年くらいで交換するべき?
ブレーカー交換だけで済むこともある?
と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、分電盤交換費用の相場や交換が必要になるサイン、追加費用が発生しやすいケースについてわかりやすく解説します。
分電盤交換費用の相場


一般的な戸建住宅やマンションで分電盤を交換する場合、5万円〜10万円程度が費用相場です。
分電盤本体の価格と交換工事費を含めた総額の目安となります。
回路数が少ない住宅であれば6万円前後、回路数が多い住宅や追加工事が必要な場合は10万円以上になることもあります。
分電盤交換費用の内訳
分電盤交換工事は主に以下の費用で構成されています。
- 分電盤本体
- 交換工事費
- 廃棄処分費
- 追加工事費(必要な場合)
それぞれの目安を見ていきましょう。
①分電盤本体の費用
住宅用分電盤の本体価格は、20,000円〜50,000円程度が一般的です。
回路数が多いタイプや、感震ブレーカー付きの高機能モデルになると価格が高くなる傾向があります。
②交換工事費
既存の分電盤を取り外し、新しい分電盤へ交換する工事費です。
費用の目安は、20,000円〜50,000円程度です。
工事自体は半日程度で完了するケースが多くなっています。
③廃棄処分費
古い分電盤の処分費が必要になる場合があります。
費用の目安は、2,000円〜5,000円程度です。
分電盤交換費用の目安
| 工事内容 | 費用目安 |
|---|---|
| 分電盤交換 | 50,000〜100,000円 |
| 回路数増設 | 10,000〜50,000円 |
| 幹線ケーブル交換 | 20,000〜100,000円 |
| 単相3線式への変更 | 100,000〜200,000円 |
| 契約容量変更 | 数万円程度 |
住宅の状況によって金額は大きく変わるため、まずは現地調査と見積もりを依頼するのがおすすめです。
分電盤交換が必要になるサイン


分電盤は永久に使える設備ではありません。
異常がなくても定期的な交換が推奨されています。
どのような場合に交換が必要となるのか、よくある交換タイミングを見ていきましょう。
使用年数が15〜20年を超えている
一般的に分電盤やブレーカーの寿命は13〜20年程度とされています。
築20年以上経過している住宅では、一度点検を検討した方がよいでしょう。
ブレーカーが頻繁に落ちる
電子レンジやエアコンを同時に使うとブレーカーが落ちる場合、分電盤の容量不足が考えられます。
特に最近は家電製品が増えているため、築年数の古い住宅では容量不足になるケースもあります。
分電盤から異音や異臭がする
分電盤から以下のような症状が見受けられる場合は注意が必要です。
- 焦げ臭いにおい
- ジリジリ音
- 異常な発熱
放置すると漏電や火災につながる可能性があります。早めに電気工事業者へ相談しましょう。
EVコンセントや専用回路を増設したい
最近増えているのがEVコンセント工事に伴う分電盤交換です。
分電盤に空き回路がない場合、新しい分電盤への交換が必要になることがあります。




追加費用が発生しやすいケース


分電盤交換工事では、住宅の状況によって追加費用が発生することがあります。
よくある追加費用が発生するケースを見ていきましょう。
回路数を増やす場合
既存より回路数の多い分電盤へ交換する場合、10,000円〜50,000円程度追加になることがあります。
今後エアコンやEV充電設備を増設する予定がある場合は、余裕を持った回路数を選ぶのがおすすめです。
幹線ケーブル交換が必要な場合
古い住宅では分電盤だけでなく、電力会社から引き込まれている幹線ケーブルの交換が必要になることがあります。
その場合の費用の目安は、20,000円〜100,000円程度です。
単相2線式から単相3線式へ変更する場合
築年数の古い住宅では単相2線式が採用されていることがあります。
現在主流の単相3線式へ変更する場合は、10万円〜20万円程度になるケースもあります。
契約アンペアを増やす場合
40Aから60Aへ変更するなど、契約容量を増やす場合は電力会社への申請や追加工事が必要になることがあります。
住宅によって費用は異なりますが、数万円程度の追加費用が発生するケースがあります。
分電盤交換工事にかかる時間





一般的な住宅での分電盤交換工事は、2〜8時間程度が目安です。
工事中は一時的に停電しますが、その日のうちに復旧するケースがほとんどです。
よほど大掛かりな工事でない限り、日をまたいで停電になるようなことはないでしょう。
分電盤交換はDIYできる?
分電盤交換工事は電気工事士の資格が必要です。
無資格での施工は法律で禁止されています。
また、分電盤は住宅全体の電気設備に関わる重要な設備です。
誤った施工は感電や火災につながる危険があるため、自分で交換することはおすすめできません。
業者選びで確認したいポイント


分電盤交換を依頼する際は、価格だけで判断しないことも大切です。
確認したいポイントは以下の通りです。
- 電気工事士が施工するか
- 見積もり内容が明確か
- 分電盤交換の実績があるか
- 追加費用の説明があるか
- アフター対応があるか
特に築20年以上の住宅では、追加工事が必要になるケースもあるため、現地調査を行う業者を選ぶと更に安心です。
まとめ
分電盤交換費用の相場は、一般的な住宅で5万円〜10万円程度です。
ただし、以下のような場合には費用が高くなる事がありますので注意が必要です。
- 回路数増設
- 幹線ケーブル交換
- 単相3線式への変更
- 契約容量アップ
分電盤は住宅の電気設備を安全に使用するための重要な設備です。
築20年前後経過している住宅や、ブレーカーが頻繁に落ちる住宅では、一度専門業者へ点検を依頼してみましょう。

